痛みを感じる本当の理由はご存知ですか?
炎症の痛み
主にねん挫、打撲等により腱・筋・じん帯などを損傷した時。壊された細胞を取り除くためにマクロファージ(大食細胞)がそれを掃除にきます。その時にマクロファージが炎症物質をおいてきます。
それが炎症の痛みになります。
シナプス遅延性の痛み
この痛みは筋肉を動かしたり、筋肉に力を入れたりしたときに出る痛みです。
脳からの信号が神経を伝わりシナプスに届いた時、シナプスから神経伝達物質(アセチリルコリン)が出ますが、筋肉につかれや炎症が溜まるとその部分を休めさせるために、脳がシナプスの一部を使えないようにします。そのために他の筋肉の仕事量が増えるため、神経伝達物質であるアセチリルコリンが足らなくなり神経と筋肉の連絡が噛み合ず痛みを発します。
代謝性の痛み
この痛みは関節の動くスピードに筋肉や腱の動きがついていかない時に、中枢神経は筋肉や腱だけでは関節を守れないと判断し、滑液(関節内の液体)を大量に出してしまいます。
関節炎、ひざの水などが代表的なものです。